スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2011.12.11 Sunday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

短歌をはじめたころのわたしへ(8) 芋煮と歌垣(dqnとカラオケ)

こんにちは。
この連載は、「短歌をはじめたころのわたし」へ、手紙を書くように、
短歌についてご紹介しています。

のですが。
あ、あれ?



とぅるるるる、とぅるるるる、がちゃ。


 
「もしもし、わたしちゃん?」

「えーちゃん、今週も電話なの?さては更新まにあわなかったのね?」

「(・・・ぎくっ)」

「(図星みたいね・・・)。ところで今日は何?12月6日に東京で行われる「文学フリマ」の告知かな?」

「えっとね、まぁ文フリ告知もあるんだけど、それよりさ、芋煮いかない?」
 
「芋煮ぃ?それって短歌とどんな関係が???」

煮会(いもにかい)とは、日本の主に東北地方で行われる季節行事で、河川敷などの野外にグループで集まり、サトイモを使った鍋料理などを作って食べる行事である。byウィキペディア

「それは知ってる。だから、それと短歌と、どんな関係が?だいたいねぇ、えーちゃん、さいきん遊びすぎ。真面目に短歌勉強しようよ〜」

「あーもう、うるさいなぁ。『書を捨てよ、町へ出よう』っていうじゃんか。机に齧りついて鬱々してればいい短歌が詠めると思ったら大きな間違いよ!!とにかく鍋持って。文学より食い気!」

「(えーちゃん、寺山修二嫌いなくせに、てきとーなことばっかり)」



と、いうわけで、
今週は芋煮会場からお届けします。

さてさて、ウィキペディアの「芋煮」の項目へのリンク先は読んでいただけたでしょうか。

「ウィキペディア」はネット辞書の代表格のサイトです。利用は無料。
ネット辞書の情報は稀に不正確のものも混ざっているので、正式な文章の引用には向かないのですが、「リンクをクリックすれば簡単にサイトを参照できる」というインターネットの性質の利点は大きいので、私はよくこの辞書をつかわせてもらっています。知識が共有できるというのが最大のメリットだと思っています。


芋煮は、東北ではメジャーなイベントで、
週末ともなると川原に石でかまどをこしらえ、薪で火をおこし、大なべで作る汁物を囲むグループがあちこちに見られるようになります。
外で食べるごはんは楽しいし、美味しいですよね。

野外で肉を焼いたり、鍋を囲んだりするイベントはたくさんあると思います。
もしこれが夏だったら、バーベキューとかになるのかな。



今回のテーマは「芋煮会は、歌垣っぽくない?」です。

上述のネット辞書、ウィキペディアによると、

サトイモが日本に伝わったのは縄文時代とされるが、里芋は煮て食べるよりは茹でるか焼くか蒸すかが主な調理法であったと考えられるため、「芋煮」の成立は更に後世と考えられる。

と、あるのですが、今回は便宜上、季節柄このイベントを選択しました。





古代日本における歌垣は、特定の日時と場所に老若男女が集会し、共同飲食しながら歌を掛け合う呪的信仰に立つ行事であり、互いに求愛歌を掛け合いながら、対になり恋愛関係になるとされる。語源は「歌掛き(懸き)」であり、東国方言の「かがい(嬥歌)」も「懸け合い」に由来すると考えられている。時期としては春秋に行われ、生産の予祝・感謝としての性格を持っていたとされる。場所は、山頂、海浜、川、そして市など、境界性を帯びた地が多く、常陸筑波山、同童子女松原、肥前杵島岳、摂津歌垣山、大和海石榴市、同軽市などの例がある。




歌垣の項目には、難しいことがつらつら書いてありますが、ようはこういうことです。

歌垣とは、男女が野外で一緒にごはんを食べながら歌を歌いあい、気に入ったらカップル成立するという古代人の合コンのことである。春や秋のピクニック日和に行われることが多い(野の食べ物も豊富だし)。山や川原、ビーチ、イベント広場みたいに、わくわくするところが会場になる。


中西進さんの著書、『旅に棲む〜高橋虫麻呂論』では、「菜をつみ、羹を作り、歌をかけ合っては交歓する」と簡潔に表現されていてわかりやすいですね。

『常陸国風土記』によると、「坂より東の国々の男女、春は花の開ける時、秋は葉(このは)の黄(もみ)づる節、相携してつらなり、飲食をもたらし、馬に歩にのぼり、あそびいこへり」とあります。
常陸の国は、現在の茨城県です。東国に歌垣の文化があったということがよくわかります。




「あれ〜、オンナノコたちだけで芋煮ぃ?」
「オレ、ヤマト。こっちがタケル。おねーさんは、名前なんていうの?メアド交換しようよ」
「てゆうか、これからカラオケいかね?エグザイルうたっちゃう!」
「オレら超歌うまいっすよ!」

でた、リア充。むしろdqn

「いやいや、私たち、人妻ですし・・・」
「またまたぁ。「人妻に 吾(あ)も交はらむ 吾が妻に 人も言問(ことと)へ」って言うじゃん!歌垣は無礼講なんでしょ〜?」

いやいやいや。そうきたか。
現代日本では、不倫はいけませんよ〜(笑)。

いまの歌人はインドア派な人が多そうなイメージですが、じつは本当の万葉スピリッツを理解できるのは、案外こういうひとたちだったりするんじゃないかなってちょっと思いました。
昔の人だったら、「名前を聞く」というのがカップル成立の第一条件だったのですが、今なら「メアド」がそれにあたるかな。こうやって考えると、人間の考えることってあんまり変らないんですねぇ。


スポンサーサイト

  • 2011.12.11 Sunday
  • -
  • 17:00
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

access

管理人にメールを送る
(さるさる日記のメールフォームです)

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 【文語短歌】自由自在・その12【古典和歌】
    夜考宙ん
  • Book-Offで歌集を買う
    夜考宙ん
  • 【文語短歌】自由自在・その11【古典和歌】
    夜考宙ん
  • 【文語短歌】自由自在・その11【古典和歌】
    さね
  • 【文語短歌】自由自在・その11【古典和歌】
    夜考宙ん
  • みゆきまたなむ
    夜考宙ん
  • 連載小説 『部屋』 【後編】
    夜考宙ん
  • モテたい。【番外篇】
    うさぎ林檎
  • power of kotonoha
    夜考宙ん
  • 歌クテルwebマガジンは一周年を迎えました。
    さねとも

search this site.

profile

mobile

qrcode

links

others

sponsored links

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM