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- 2011.12.11 Sunday
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藤原俊成(ふぢはらのとしなり)、永久二年(1114年)〜元久元年(1204年)平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人。七代集『千載和歌集』の選者。定家の父。
世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる(千載・雑中)
秋さらば今も見るごと妻恋ひに鹿鳴かむ山ぞ高野原の上
夕されば野辺の秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里(千載・秋上)
『伊勢物語』第百二十三段
むかし、男ありけり。深草に住みける女を、やうやうあきがたにや思ひけむ、かかる歌をよみけり。
年を経てすみこし里を出でていなばいとど深草野とやなりなむ
女、かへし、
野とならば鶉となりて鳴きをらむかりにだにやは君はこざらむ
とよめりけるにめでて、ゆかむと思ふ心なくなりにけり
男は長年連れ添った恋人に飽きはじめたのか、「何年も住んだこの里を出ていったら、ここは草深い荒れ野になってしまうだろう」という歌を詠んだ。女は「ここが荒れ野になったら私は鶉となって鳴いているでしょう。狩り(仮り)にさえ、あなたは来てくれないのでしょうか?」と返した。男はそれがいじらしく、出てゆこうという気がなくなった。
震災後、初の書き込みになります。
正直サイトの閲覧も久しぶりなのですが、やはり自分にとって「歌クテル」はとても大切な「時間」をもたらしてくれた「場所」なので形が変わろうとも、今後も更新を楽しみにしています(^_^)
今回の俊成の歌に触れて、直感で感じたのが「四畳半フォーク」と呼ばれた時代の恋愛ソングに似た感覚を覚えました。
あくまでも僕の思考内の感想なので、深い意味は挙げられませんが(^_^;)
僕には「ジジクサイ歌」には思えませんでした……(まぁ、僕自身が既にオヤジなんですがね(笑))
さねともさんや他の執筆者の皆さんも色々とあると思います、ですから時間に余裕の取れるペースでのWeb更新をゆっくり待ってます(^O^)
これからも楽しい時間を宜しくお願いしますm(_ _)m