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- 2011.12.11 Sunday
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kotonoha-mix4組目のお客様は、精力的に短歌の創作・歌集の制作・イベントへの参加をしている、日野の同世代歌人、藤原桃ちゃんです!
リアルな恋のみならず、BL短歌・百合短歌と、幅広く手を伸ばす桃ちゃんの、エロくも切ない桃色ワールドに迫ってみました♪ ヒア・ウィー・ゴー!!
■楽に息ができるんだけど!
日野:桃ちゃんは、結社とかサークルに入らずに一人で活動してるんだよね。
藤原:そうですね。6年前に、なんとなく5・7・5で言葉遊びをしてて、短歌を昔やってた友達に「ねえねえ出来たんだけど」って言ったら、「あとに7・7って付けると短歌になるよ」って言われて7・7まで付けて。短歌をはじめて詠んだのがその時。
日野:遊びで作り始めたんだね。自然に出てきたっていうか。
藤原:って、思ってたんですよ、自分でも。でもあたし、俵万智とか桝野浩一とか林あまりとか、意外と読んでたの。でも、桝野浩一の『かんたん短歌のつくりかた』に投稿の短歌がいっぱい載ってて、こんな若い子達がこんなすごい歌を作ってるんだったら、あたし今さらやっても無理だな、みたいにあきらめてたのね。こんなの作れないし、って。
日野:難しく思っちゃったんだ。
藤原:そう。そこから3年後ぐらいだよね、詠みはじめたの。
日野:やっぱり、縁はあったんだね。伏線的な。
藤原:そうそう、伏線があって。あたしはとにかく何か書きたいんだけど書けなくて、苦しくてもがいてる感じ……が、25〜6までずーっと続いていたから、短歌に出会った瞬間に「ちょっ、楽に息ができるんだけど!」みたいな感じになって。で、ブログをはじめて、それが「藤原桃の桃色短歌」っていう、今もやっているサイト。だからはじめた時に、周りに短歌やってる人がいるわけでも師匠がいるわけでもなかったの。ブログ始めてから偶然「文学フリマ」っていうイベントがあることを知って、ちょっと自分で本作ってみようかな、自分の名前で本出したいなーと思って、はじめて作ったのが『桃色短歌vol.1』。知り合いのデザイナーさんに表紙だけお願いして、中身とか全部自分で作って印刷所に出して、一人で文学フリマに参加したの。
日野:勇気あるよね。
藤原:ブルッブルだったよ。超ふるえた。なにするわけでもないのに緊張して手ふるえちゃって。何回か出て、今は慣れたけど、はじめて出た時は、誰に認めてもらったわけでもない人間が、こんなところで値段をつけて本を売るってことに、ものすごい緊張感。でも15冊くらい売れて、びっくりして。売れて5冊だろうと思ってた。