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  • 2011.12.11 Sunday
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【文語短歌】自由自在・その8【古典和歌】

 こんにちは、さねともです。

今回も文語の学習方法について書こうと思っていました。

…いましたが、ここのところ私生活の仕事が大変なことになっていまして、ゆっくり書く時間が作れなくなっています。楽しみにして頂いている読者の皆様には申し訳ないことですが、今回は箇条書きにして時間が取れた際に詳細を書き足そうと思います。その際はお知らせいたします。

今回の予定は、前回紹介した『文語訳聖書』に続いて良質な文語の文章を挙げようと思っていました。文語の本を出来るだけ安価で入手したい人のための最大の味方、岩波文庫のラインナップです。

■『萩原朔太郎詩集(氷島)

朔太郎は口語自由詩のフロンティアですが、その晩年に出した『氷島(ひょうとう)』という詩集は文語詩でした。そこに回帰したと結論付けるためには議論があるようですけれども、これは何とも言えず良い詩集です。

■『珊瑚集』永井荷風著

これは荷風がフランスの詩を文語訳している詩集で、これもとても良い。

■『自然と人生』徳富蘆花著

これはとても不思議な本で、文語の散文詩といったようなもの。このあたりから中級者向け。

■『蘭学事始』杉田玄白著

ご存じ『解体新書』を世に送り出した歴史的人物のエッセイ。江戸時代の書物と思えないほど読みやすく、文章もとても美しいです。

■『一国の首都』幸田露伴著

上級者向け。江戸から東京に生まれ変わった日本の首都の問題点をズバズバ書いている本。現代でも普通に通じる内容に驚いてください。

ポイントは、できるだけ定型でない文章を読むこと。五七調の詩などは読むときの勢いがよいものですが短歌の調べに直結してしまうのでオススメしません。

まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、今回はここまで。ぜひ入手してみてください。




(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

短歌をはじめたころのわたしへ(8) 芋煮と歌垣(dqnとカラオケ)

こんにちは。
この連載は、「短歌をはじめたころのわたし」へ、手紙を書くように、
短歌についてご紹介しています。

のですが。
あ、あれ?



とぅるるるる、とぅるるるる、がちゃ。


 
「もしもし、わたしちゃん?」

「えーちゃん、今週も電話なの?さては更新まにあわなかったのね?」

「(・・・ぎくっ)」

「(図星みたいね・・・)。ところで今日は何?12月6日に東京で行われる「文学フリマ」の告知かな?」

「えっとね、まぁ文フリ告知もあるんだけど、それよりさ、芋煮いかない?」
 
「芋煮ぃ?それって短歌とどんな関係が???」

煮会(いもにかい)とは、日本の主に東北地方で行われる季節行事で、河川敷などの野外にグループで集まり、サトイモを使った鍋料理などを作って食べる行事である。byウィキペディア

「それは知ってる。だから、それと短歌と、どんな関係が?だいたいねぇ、えーちゃん、さいきん遊びすぎ。真面目に短歌勉強しようよ〜」

「あーもう、うるさいなぁ。『書を捨てよ、町へ出よう』っていうじゃんか。机に齧りついて鬱々してればいい短歌が詠めると思ったら大きな間違いよ!!とにかく鍋持って。文学より食い気!」

「(えーちゃん、寺山修二嫌いなくせに、てきとーなことばっかり)」



と、いうわけで、
今週は芋煮会場からお届けします。

モテたい。(6)

キャラクター萌え。
萌えが何か、という論争は避けます。
俺は怒ってるぞ〜!と思うことはあっても、僕には「怒りとは何か」を文章で説明することはできない。
ところで「怒りとは何か」ってタイトル、なんか革命家っぽいですね。

で、キャラ萌えについてなんだけど、まずはボカロの「キャラクター性」について。

ボカロがヒットした背景には、
ソフトウェア自体に「初音ミク」や「巡音ルカ」といった名前を付けて、
さらにはイメージキャラ図(かわいくて特徴的!)をパッケージに大きくのせて、
そのキャラクター性を強調したところが引き金になっているのだと思う。

その後、優秀な楽曲、ソフト、その他多数のすげえコンテンツが提供された結果、
ボカロは、名前とイメージ画を中心に「ネギ」のようなコアのイメージや、コンテンツ曲ごとの(場合によっては相互矛盾する)二次設定が豊富に備わって、
一種のバーチャルアイドルになった。

ついには「ネギに〜は〜酢〜が〜い〜い〜な〜」と歌われただけで僕らはミク関連の話だと思い込むようになるのだ。

えっと、あー、話をしよう。じゃなくて、話を戻す。


ボカロは当初よりキャラクター性をもっていて、コンテンツが世に出るほどにそれを強めている。

ごめん、話はもう少し続く。
で、そのキャラクター性の結果、ボカロを使った楽曲というのは、比喩ではなくて「ボカロが歌った曲」として扱われて、
「ボカロの歌う曲」と「ボカロが主体の曲」とが混同されていった。(※1)
生身のタレントでいう、「役」と「素」が混同されるという奴。
ボカロの場合、「素」がないのでこの混同はかなり深い。
(いや区別しろということじゃないです)
受け手は、既存のコンテンツから、各自キャラクター付けをフィードバックして自分の中で「ミクのイメージ」を作っていき、
そして、新たなコンテンツを、その「ミクのイメージ」を通じて鑑賞し、評価し、萌える。

「ミクはこういう曲が似合うよなー」とか「ちょっとギャップがあってそれがかわいいなあ」とか「レンの将来が不安になる」とか。

そういう、キャラクターイメージのフィルターを通じて受け手が盛り上がることを、
今日のところは「キャラ萌え」だと定義する。

っと、ようやく本題っす。

第37号巻頭作品「ハゼの名前についての雑詠」(梳田碧)


つきあかりふりさしやまぬとおあさのうみのそこえのギンガハゼだよ

ネジリンボウはねじねじと黒色斜走帯が4〜5本、みたまんま

「しょうねんのちんこ」と呼ばれしハゼもあり 特記無き吾が少年期譚

ふざけんじゃないよとパンダダルマハゼ珊瑚の枝でふて寝をきめる

ハゼなのにハゼのかたちをしていないコバンハゼ属、美しき体色

カニハゼという名はつけてみたもののこのハゼ未だ日本におらず

プリンセス・ミチコがかつてみみもとでアケボノハゼとささやきたまう

名付けてもなづけてもまだ名は足らずキラキラハゼとしてしまうなり



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