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  • 2011.12.11 Sunday
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【文語短歌】自由自在・その9【古典和歌】

こんにちは、さねともです。

私の連載はおもに文語短歌と古典和歌について書いてます。いまは文語の学習方法という、自分でもそんなの始めて大丈夫なのかというくらい無謀な試みをやっています。

でもこの試みについては、本当に伝えたいのは「文語を学習する時間がもったいないから口語の方がいいよ」ってことであり、また文語がどんなに面倒臭いかを知らしめたいと思うものでもあります。

はっきり言っちゃえば、一人でも多くの人に文語で詠むことをあきらめさせたい。それが狙いだったりします。

短歌は最初は模倣から入る。これは口語も文語も関係なく、模倣から始めない人はいないと思う。文語の場合は特にそれが顕著で、お手本がないことには始められないし、それにも増してお手本となるべき文語短歌の入手しやすいものになるとどうしてもひと昔もふた昔も(場合によっては何百年も!)前のものになってしまう。

どうしたらいいんでしょうね。

一つには、文語を短歌から学ばないというのを掲げました。文語の文章をとにかく読みあさることで、かなりの部分をカバーできると思います。そのための資料は前回お知らせした通り。

では次の段階は?

これであります。「師となる人を見つける」。


特別企画 笹井宏之さんの歌集をご紹介します





著者プロフィール

笹井宏之(ささい・ひろゆき)略歴

一九八二年八月一日、佐賀県西松浦郡有田町泉山に生まれる。
二〇〇四年、短歌を作りはじめる。
二〇〇五年十月、連作「数えてゆけば会えます」で第四回歌葉新人賞を受賞。
二〇〇七年一月、未来短歌会に入会。加藤治郎に師事。同年度、未来賞受賞。
二〇〇八年一月二十五日、第一歌集『ひとさらい』(Book Park)刊行。
二〇〇九年一月二十四日、自宅にて永眠。
二〇一一年一月二十四日、『えーえんとくちから 笹井宏之作品集』(PARCO 出版)、第一歌集『ひとさらい』、第二歌集『てんとろり』(ともに書肆侃侃房)、刊行。

ブログ【些細】 http://sasai.blog27.fc2.com/


                                    (出版社サイトより)






短歌をはじめたころのわたしへ(9) 『短歌ヴァーサス』という雑誌のことなど

あけましておめでとうございます。

この連載は「短歌をはじめたころのわたしへ」
いまの自分「えーちゃん」と、短歌をはじめたころの自分「わたしちゃん」が、
毎月、文通をしたり電話をしたりしながら、短歌と仲良くなる情報交換をしています。

ナルシスト全開な文章ですが、「あのころ、こんなことを知りたかったな」っていうことを、思い出しながら書いています。なーんも知らなかった頃のことを振り返って、今だから書ける事ってあると思うんだ。
本年もお付き合いくださいましたら幸いです。どうぞよろしくおねがいします。



さて、
思い出話ついでに、
その「わたし」が短歌をはじめたころのお話を、少ししましょうか。


それは、2003年の春ごろのことだったと記憶しています。
ちょうど、失業中でした。
ひまでした。

以前にもどこかに書いたことがありますが、短歌をはじめたきっかけは、「懸賞雑誌」。
「テレビとか、くるまとか、どーんと当たらないかなぁ」という動機で買った雑誌に、たまたま短歌の募集が載っていて、
たまたま応募してみて、
たまたまちょっとほめられたんです。


うれしくなっちゃって。「もっと短歌を知りたい、詠みたい」って思ったんですよ。


で、そういう「初心者」の自分が、次にとる行動といえば。
まず、本屋で本をさがすじゃないですか。「短歌のコーナーあるかなぁ」って。
でも、以前の記事にも書いたことがありますが、短歌の本って、地方のチェーン書店ではろくな品揃えがなかったんですよね。
「総合誌」とよばれる専門誌、唯一文芸コーナーにおいてあった角川『短歌』は、当時のわたしには敷居がものすごく高く感じられて、手に取るには至りませんでした。



当時の自分はパソコンを持っていなかったし、
ケータイネットは黎明期。まだ「パケ死」というネットスラングがあちこちでささやかれていた頃です。今のようにパケット定額制のようなサービスがない頃でした。

ネットを繋げば情報が入ってくるのは分かっていたのですが、それも料金を気にしつつ、細々としかつながれない。
そんなころ、この雑誌に出会ったんです。



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