どうもこんにちは、さねともです。
前回の連載からかなり時間が経ってしまいましたが…今回は予告通り文語短歌の実作篇を。
といってもですね、最初におことわりしておきますが、これを読めばただちに文語短歌が作れるという代物ではありません。これは私の持論なのですが
かんたん文語はこの世に存在しない
です。
簡単に文語短歌が作れるなら、わざわざ口語短歌を詠む必要はありますまい。どっちかというと私が書こうとしているのは文語の面倒くささであります。
まず、文語短歌を詠むにあたって用意していただきたいものがあります。それは、古語辞典。
高校時代に古文の授業で使ってた古びたようなやつで構わないですが、なるべく高いものを用意してください。というのは高い方が例文が充実していたり、特に和歌の用例が豊富だったりします。さらに巻末に古典の資料が詳細に紹介されているようなやつだと言うことなし。私は
コレをオススメしておきます。大学受験用としては定番の辞典でして、読み物としても充実しています。電子辞書もいいとは思うのですけれど、辞書は調べるだけじゃなくて出来ればぱっと開いたページを読むくらいの姿勢で臨んでほしいです。とにかく「辞書は読み物」がキーワード。
ここであれ? と思った方!
はっきり書いちゃいますが、短歌やるにはお金がかかります。短歌を長く続けると、本当にいくらかかるんだっていうくらいかかります。辞書や有名歌人の歌集にお金かけてるうちはまだいいのですが、いざ自分の歌集を出版する段になると目玉が飛び出るくらいのお金が必要になります。辞書を買った時点で、その第一歩を踏み出したと意識してほしいところ。
さてさて、辞書。
最初のうちは知らない言葉や分らない言葉をビシバシ調べてゆくことになるわけですが、慣れてきてからも常に辞書はそばに置いてほしいです。知ってる言葉でも調べられるようになるのが理想です。
たとえばですね。