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  • 2011.12.11 Sunday
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第8号巻頭作品『ようこそ』(さねとも)


「窓」
を占めて文字列の雲ひらひらと明滅ののち液晶の空


この
「窓」を覗くあなたの方からもきっと私は単なる言葉


わたくしのほんの一部が歌となりここであなたを眺めてますよ


何ですかお探しものは
「孤独」とか「しあわせ」だとか「アフィリエイト」とか


こちら側(たぶんあなたの見たいもの)から混沌のおすそ分けです


エンドレスリンクの渦中
「ようこそ」に今日は何回出会いましたか


この
「窓」の眺めの中に映りこんだあなたがここでそこがわたしで





(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

第7号巻頭作品『手と手』(葵 涼 元・胤)

――前に言ってたね、こんなこと。――

「俺にはさ、ハンデがあるよ?」バツ1で、子供が居るってことですか?ねえ。

――うん、そう。そのこと。良いの?――

そんな事気にすんなって あなただけ好きじゃダメなの分かってたもの

――自分の子供じゃないんだよ?愛せるの?――

半分はあなたの遺伝子受け継いだ子供だったら良いでしょう、うん。

――大丈夫かなぁ・・・――

娘にさ、嫌われたならあなたをね、諦めようって思っていたよ。

――・・・俺も。「父親」だからね――

きっともうご飯も食べられないぐらい 落ち込む自分も分かっているし

――大丈夫だよ、きっと。仮定でしか言えないけど――

「結局は血の繋がりだ」そんなことないと証明してみせようよ


『ママになってくれるの?』 うん。私で良いかな。


―――小さい手だね―――

左手と 右手を繋ぐ 体温と 同じ温度の愛は確かに






ここまで私生活を短歌にするのは、きっと邪道なんだろう。

でも、これが今の私だ。


作品を作るにあたり、私は心境をもろに反映させます。故意だったり、降ってくる言葉がそうなります。

自己紹介に書いた通り。もやもやしているのは事実→それに対する吐露。曲げられない思い。

このままで良いのか。良いのかな。


私の短歌は

短歌

なのかな。




(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

第6号巻頭作品『友の23年』(ネコノカナエ)

<線路跡>

線路跡の自転車道を轟々と春の嵐が吹きぬけていく



<廃駅>

20年動かずに在る1両の汽車はたんなる記念碑じゃない



<友いわく その1>

「空気とか年齢とかを言い訳にするな お前はここで熱持て」



<友いわく その2>

「バッシングなどぶち破れ しっかりとお前は職場と街でたたかえ」



<友いわく その3>

「魂をカネで売れるか! 欲しいのは同情じゃない! ふざけんじゃねぇ!」



<友の23年>

悔しさと確かな熱がここにあるかぎり終わらぬ23年



<わたしの現在>

ヒトゴトの現在なんか生きてないお仕着せだけの未来はいらない



<風>

轟々と春の嵐が吹きぬける吹かせているのは友のその声



<春>
春の街春の列車を止められる あなたのその手とわたしのこの手



<せかい>

君の手が確かに世界を動かしていると感じる朝刊の音






(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

第5号「巻頭作品(yukky)」

『BL短歌・学校8首』
 

【出席番号】

1,2,3,4まで数えて飛び込んで出席番号5番の彼に



【校庭】

息を切らしクラスメイトに触れる君を今夜はどんな風に抱こうか



【ロッカールーム】

合鍵の先、抱き寄せて口づけた愛する君のテニスラケット



【帰り道】

振り切って絶対笑って大好きな思い出持って走り出すから



【屋上】

クルシクテ君しか見えないフォーカスが捕らえた果ての、果てしない蒼



【制服】

無理やりに引き裂いたシャツ気にしてるもう親友(ともだち)に戻れないのに



【男子トイレ】

上がる呼吸をキスで塞いで今だって君を誰にも見られたくない



【教室】

沈めたい記憶たとえば教室で君が誰かに犯された夜



(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています



創刊号「巻頭作品(葵 涼)」


君の事手に汗握り待っている 君の事だけ想うこの時間(とき)

緊張で食べれなくなる事なんて 無いと思っていたんですが、ね。

友達や元カノなんかじゃ絶対に 呼ばないあだ名を付けてあげるね

怖いんだ君のその手に触れた時 ちゃんと呼吸が出来るかどうか

ついさっき初めて触れた君の手が あたたかすぎてもう離せない

目を開けてキスしても良い?愛おしい 瞳を閉じたその顔が好き

寄り添ったうなじに頬を当てがえば 脈拍音が唯一の おと


まさか私が巻頭で作品を発表しているなんて・・・キセキです。
今回、Webマガジンに携わらせて頂き、嬉しく思います。「初めて」です。
こうして文章を書くのは、なんだか気恥ずかしいです。仕事上、書く、という行為をしないもので。
私は紙に書くのが好きです。短歌を紙の上で完全体にするまで何回も書きます。
パソコンに打ち込むのは1回だけ。電車の中、日常生活、仕事中、
ぽっと生まれた短歌たちは、9割以上紙に書きます。レシートの裏、手帳の隅、
ポケットティッシュの中の厚紙。何にでも書きます。
ケータイのメモ機能に溢れかえっていた時期もありましたが。読み返すと、
驚く程味気ないものに思えたものです。自分のノートに書き写すと、
やっと呼吸をし始める気がします。
さて、今回は、「初」ということで詠ませて頂きました。
私には、今、大切な人が居ます。今後の人生を共に歩んで行きたい人です。
2人だけで会う、ご飯を食べる、あだ名で呼んでみた日、手をつなぐ、
キスをする、2人がひとつになる。どんどん「初」は無くなっていく。だから、
私の言葉で残してみたかった。無くなってしまうから、「初めて」って、
その瞬間はすごくドキドキするし、嬉しい。大切なもの。

大切な「初」が、これからも連鎖していきますように。



(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

創刊準備号「巻頭作品」

■A.I

恋人の付箋を追えば自分とはちがう一生(ひとよ)を生きる人なり

何層も憂いを重ね出汁巻きに砂糖を入れる人ならばよし




■胤

おっさんがぁ「イタトマに居るぅ」とか言ってぇ それを聞いててぇ マジで笑えるぅ
 
六本木アマンドは現在(いま)無いんだよ どこであなたを待ってれば良い?




■梳田碧

新しいテレビになって来年の餅の置き場がわが家にはない

地デジ化は恐ろしいぜ、というような顔でチワワが震えておりぬ




■日野やや子

こいびとに叙情してってせがまれてぼんやり徘徊してるスーパー

しらたきのようにお箸で摘まれて(白滝姫はまだねむります)




■yukky

幸せを求めることを強いられて生まれたときから素直になれない

strong enough to fight 過去(あなた)から渇望される未来へ挑む




■柚木良

ウインクをする顔文字を咀嚼するガムの味しかしなくなるまで

誰を見ているのか知っている俺を知ってお前は見続けている




■さねとも

誕生日・バレンタインと祝祭がいっぺんに来た! 船が出るぞォ

甲板の上に立ちたるひとびとの影くつきりと晴れわたる哉






(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています


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