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  • 2011.12.11 Sunday
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短歌をはじめたころのわたしへ (4)何が知りたいのか、を整理したい

こんにちは。
やっと検索サイトの使い方に慣れてきたころのわたしさん。

手当たり次第に単語を入力してみて、
「こんなにたくさんのサイトがあるんだなぁ」ってびっくりしていることでしょうね。

古い情報も、新しい情報も、
オフィシャルな情報も、怪しげな情報も、
渦のように押し寄せてきて、溺れてしまいそうになることがあります。


検索キーワード「短歌」


う〜ん、そうはいっても、なかなか思ったような記事に巡り合わない。
なぜでしょうか。


***


短歌に興味をもつことになったきっかけは、みなさま、それぞれだと思います。
(ちなみに、わたしは「懸賞雑誌」のちいさな記事がそれでした)
そこから、次のステップに進みたいのですよね。
なのに、ネットの世界では情報が多すぎる。

ここで、少し、
「自分は何が知りたいのか、どんな情報がほしいのか」を整理してみましょう。




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第18号巻頭作品『携帯電話』(葵涼)

君が持つソレの中には少しだけ僕の居場所があるってウワサ


電話帳見返してみる 顔なんて浮かばぬやつが溢れてるだけ


淋しさを消す為だけに着うたを消してはイレテを繰り返してる


今日ぐらい鳴らなくたって良いじゃない ソレなんか捨ててしまえば良いのに


縛られはしたくないがコレがないと君と繋がっていられないかな


切り取った 一昨日 一昨年 色褪せて欲しい笑顔も鮮やかなまま


直接は触れられなくともいつだってソレと心で繋がっている



失って良いことも何も消えずとりあえず電源切って オヤスミ




一人に一台と言われる携帯電話。
良い事は保存。
嫌な事は消去。嫌な人は消去。

まるで人間の希望を叶えてるよう。

良かった事は忘れたくない。
嫌な事はすぐに忘れたい。

いつの日か人間も
頭にSDカードとか入れられるようになるのかな。

傷ついたことも
傷つけたことも

『要らない』と思えば

消せる時代が来るのかな。




(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

第17号巻頭作品「BL短歌・お菓子8首」(yukky)


Chocolate?
Candy?
Marshmallow,
or cookie?
Caramel and more sweet one?

その熱で溶かして君の身体にも絶頂(エクスタシー)を教えてみてよ
宇宙からこの一粒が消えたなら、バイバイ、君と、甘い青春
その白で俺を誘惑できるなら触れてもいいよ、柔らかな夢に
焦がれても焦がれてもなお叶わない恋など所詮死の裏返し
フレイバーオブメモリー このままじゃ完全立方、急いでよ、yes!

パーフェクトスウィートタイム毒薬のキスも涙で濡れないうちに
この味を覚えた舌が届くまで夢路の穴は開けておいてよ




(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

第16号巻頭作品『風の歌びと』(さねとも)

風ありて窓鳴らしをり風の名をもつ歌びとをわれ知れりけり


風の夜のうすくらがりに過ぐすとき今日の一人は明日また独り


寝ねむとし床にて今宵も歌を詠み君のごとくに天井を見る


こなたなる眺めはそなたに届かねど歌はこぼれて高し蒼穹


いづくとも分かぬゆくへを思ひ描きともに飛ばなむ風の歌びと


--

2009年1月24日(土)、大事な友人が一人、亡くなりました。
私のところには、その3日前にメールがあったのが最後でした。

上記の歌は、彼の一周忌の時に詠んだものです。

私は彼の忌日を勝手に「風の忌」と呼ぼうと思っています。
なんか分らないけど、どうも似合ってる感じがしました。




(このウェブサイトに掲載されている情報は、著作権法に基づき保護されています

Kotonoha-mix(4) アンダーグラウンド定点観測2 feat. 阿川大樹


前週に引き続き、作家・阿川大樹さんとの対談をお送りしてまいります♪
日野も参考にしたいことがいっぱいです、他力本願の連載になりつつあるけどヒア・ウィー・ゴー!

■ 物語をつくる練習。

日野:ここ(黄金町)へ来て1年と少しでいろいろ面白いことを見てこられたと思うんですけれども、それをもとにして小説を書かれたりするんですか?
阿川:そうでしょうね。いつそれが小説という形になるかはぜんぜんわかんないんですね。物語では、メインストリームのところで出来るだけとんでもない嘘をつくために、すっごく細かな部分のリアリティが必要なんで、いつもなんでも見てるんですけど。
日野:ふつうの人だったら見逃してしまいそうなことでも、たくさんアンテナに引っかかってきそうな感じがします。
阿川:そうですね、観察自体が好きだっていうこともあるんだけども、見る場所はぜんぜん違うかもしれないですね。
日野:たとえば何か書きたいと思った時に、わたしは風景を見に行ったりして、そういう時にはバンバン情報が入ってくるんですけど、普段ふつうに歩いててネタを拾おうとすると、アンテナの感度が鈍るというか(笑)。もともと意識されるほうだったんですか? いろいろなことを。
阿川:きっとそうなんだと思うんですけど、ただね、そういう訓練法があると聞いて訓練しているとかではないんですけど、しょっちゅう練習はしてるんです、物語の。なんでもいいんですけど、たとえば物を見たら、作った人のことを考える。(カップを持って)これ、取っ手があるじゃない。朝から晩までこの取っ手だけ作ってる人がいるんですよね、どっかに。その人のことをたとえば考えてる、これ見て。その人、どんな工場で、従業員何人ぐらいいて、社長は何歳ぐらいで、奥さんが会社の経理とかやっていて、社長やたらタバコ吸う人で、事務所のクーラーがヤニだらけになっていて、古いから音が大きいわりに夏でもあんまり涼しくない。で、カレンダーに書き込みがしてあって、ナントカ産業の納期とか書いてある。で、高島易断の暦が置いてあったりとか、そういうことを考えるんですよ。
日野:すごい細かい、ディテールが(笑)。
阿川:本当はどうなのか知らないけれども、本当のことなんか僕にとっては特に意味はない。そういうことをしょっちゅうやってる。

■ たとえば、犬のふん。

日野:想像するっていっても、実際ヤニだらけのクーラーを見たとか、そういう実体験がないとなかなか出てこないですよね。
阿川:どっかにあるわけですよね。
日野:やっぱり、いろんな所に行ったりされてるんですか?
阿川:ふつうの人よりは行ってるかもしれませんが、世界何カ国をまわるとかいう必要はなくて。要は一所懸命、意志を持って観察するということだと思うんですよね。街を歩いて、ごみを見るとか。ごみを見ればいろんなことがわかるじゃない。街によって落ちてるごみが違う。犬のふんを見るとか。
日野:街によって違うんですか?
阿川:たとえば黄金町もみなとみらいも、どっちも犬が結構歩いてるんですけど、みなとみらいには犬のふんがないんです。こっちは犬のふんがあるわけ。大多数の人はちゃんと始末してるんですけど、この街には、犬がふんをしてもほったらかしで帰っていいんだって、そういうふうに思わせる街の空気がある。残念ながら。
日野:桜木町の駅を隔てて違いますもんね、空気が。
阿川:人間って、同じ人でもいる場所によって行動基準とかは変わって、銀座で立ち小便する人はいないじゃない、本当はいるけどね。でもまぁ、あんまりいない。
日野:ちょっとお上品にしていたい。銀座と新橋、みたいな感じなんですかね。
阿川:そうですね。それが街の風景。犬のふんがあるのとないっていうことで街らしさみたいなのが実際は決まってたりするのね。それはみんな意識してないんですよね。でも意識してないけど提示されるとわかる。そういうシーンを書くことによって、その街がどんな街なのか、書かないことまで含めて読者の人の頭の中に表現されるでしょ。そういう象徴的なものをとらえてそれを書くと。まあ、短歌とかだったらもっとすごいけど。
日野:細かいところを感じさせるものでないと、31文字に収まらなかったり。
阿川:人間に対しての観察は、さっきの部品作ってる人の話じゃないけど、電車に乗って、向かいの人がどんな家に住んでるとか、意外と家が散らかってて、狭い玄関に夏に履いてたミュールが相変わらずひっくり返っていてとかさ、そういうことをよく考える。で、考えて思いつかない時に、そこが自分で足らないってわかる。で、なんとなく頭のすみで覚えてるんですよね。ある時にそこを知る機会がめぐってくる。
日野:ああ。意識するのが大事。
阿川:空白が埋まる。基本的にどんな人を見ても、人に語って聞かせたら「そうそう」って思うような、その人が朝起きて、どんな部屋で起きて、電車乗ってここまで至るまでを詳細に、どんな人についてでも語れれば、どんな人のことも書ける。
日野:自分の実体験だと、すごく限られてるじゃないですか。そういうふうに訓練することで広がっていくんですね。
阿川:うん、そうですね。たとえばサラリーマンを主人公に書くにしても、登場人物全部がサラリーマンじゃないですよね。ふつうに書けばね。食堂のおばちゃんが出てきたり、アパートの大家さんが出てきたり、生活していく中にはいろんな職種、いろんな生き方をしている人が絶対いるでしょ。

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